基本情報
今回私が紹介するアニメは「ハナヤマタ」です。

Introduction
容姿も普通、頭も普通、美術や体育……なんだって普通。そんなフツウだらけのぱっとしない14歳、関谷なる。
おとぎばなしで出てくような”ヒロイン”に憧れて、いつかこんな世界から連れ去ってくれる誰かを待っていたけど、中学2年生になった今も、あいかわらずフツウの毎日。
そんなある日、なるは月光の下に和装で舞う金髪少女に出会う。
「私と一緒に、よさこいしませんか?」
突然の出来事に戸惑うなるだけど、異国の少女ハナに導かれ、次第に『よさこい』という非日常の世界へと踏み出していく。
まだ子供だけれど、ちょっぴり大人。
花々しい少女達の物語が今、幕を開けるーー。
©浜弓場 双・芳文社/ハナヤマタ製作委員会 公式サイトより引用
スタッフ
- 原作:浜弓場 双(芳文社「まんがタイムきららフォワード」連載)
- 監督:いしづかあつこ
- シリーズ構成・脚本:吉田玲子
- キャラクターデザイン/総作画監督:渡辺敦子
- アニメーション制作会社:MAD HOUSE
キャスト
- 関谷なる:上田麗奈
- ハナ・N・フォーンテーンスタンド:田中美波
- 笹目サヤ:奥野香耶
- 西御門多美:大坪由佳
- 常磐真智:沼倉愛美
登場人物










感想(おすすめポイント)
このアニメの最大の魅力は、”よさこい”の演奏シーンですね。そもそも、”よさこい”とは祭りなどのイベントで鳴子という音が鳴る道具を使って踊ることです。人数や衣装などは自由で、各チームごとでそれぞれの個性が出るのも面白い特徴です。アニメでは旗を背負っている人もいました。よさこいのカットは練習や本番も合わせてかなりあるのですが、構図も様々で動きが本当に細かいんですよ。5人全員が踊っているところは息ぴったりで決めポーズとかもいちいち可愛いんです。また、各一人ずつアップで映ったときも個性を出しながら、楽しそうに踊っている姿は元気がもらえます。昨今ではダンスシーンはどうしても手間が掛かるのでCGになることが多いですが、この作品はぬるぬる動く手書きなのでご心配なく!華やかな服装と5人のキラキラした笑顔、これだけで見てほしいと言える作品です。また、これは5人が0の状態からよさこいを始めて、最初は踊りも下手で、動きがバラバラだった過程を見てきたからこそ、上手にできたときの感動は大きいですね。アニメで”よさこい”は自分が楽しいだけではなく、見ている人も楽しくさせると語られていましたが、本当にその通りだと思いました。

ストーリーはありきたりだとか言われていますが、私はこの内容だからこそ”よさこい”の良さが活きるのだと思います。自分に自信がない主人公が”よさこい”という未知の世界に飛び込んで成長していく、”よさこい”は最低でも4人必要なため新しい仲間を増やします。また、人前で見せるためにたくさん練習して部員との絆を深め、自信をつけ、時には挫折しながらも成長していくような王道青春ものは個人的に外れないですね。さらに、この一見変わった”よさこい”を題材にしたからこそ王道の中にも新鮮さがあったと思います。(個人的にはなるのお父さんが出てくる回はくすっと笑えてよかったです)

最後に
今回は「ハナヤマタ」について紹介していきました。全体的に作画が素晴らしく、特に演奏シーンは必見ですよ。新しいことに挑戦する不安やドキドキ、キラキラした様子が存分に詰まった作品です。OPはアニメの演奏シーンの曲としても使われていて、ダンスシーンも細かく描かれているので是非見てほしいです。EDはリズカミルでテンポが良く、THEこの作品って感じです。
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