社交ダンスは熱いスポーツ!【ボールルームへようこそ】のダンスシーンは必見!

青春アニメ

基本情報

 今回紹介する作品は「ボールルームへようこそ」です。

©竹内友・講談社/小笠原ダンススタジオ dアニメストア「ボールルームへようこそへ」より引用

Introduction

「限界を超えて、踊れ。」

何をすればよいか分からない
平凡な中学生・富士田多々良は
ある出来事をきっかけに社交ダンスの魅力に
引き込まれていく。

「何か一つでいい、好きだと言えるものがあれば」
今の自分から変わるため、
多々良は社交ダンスの世界へ飛び込む。

多々良の成長を圧倒的な「熱量」で描く、
唯一無二の青春ダンスアニメ、ここに開演!!

©竹内友・講談社/小笠原ダンススタジオ 公式サイトより引用

スタッフ

  • 原作:竹内友「ボールルームへようこそ」(講談社「月刊少年マガジン」連載中)
  • 監督:板津匡覧
  • アニメーション制作:Production I.G

スタッフ

  • 富士田多々良(CV:土屋神葉)
  • 花岡雫   (CV:佐倉綾音)
  • 兵藤清春  (CV:岡本信彦)
  • 赤城賀寿  (CV:富田健太郎)
  • 赤城真子  (CV:諸星すみれ)
  • 緋山千夏  (CV:赤﨑千夏)
  • 千石要   (CV:森川智之)

登場人物

富士田多々良(CV:土屋神葉)
目標もなく、進路に悩んでいる中学3年生。ある出来事をきっかけに社交ダンスに触れ合うと、今の自分を変えるためダンスに青春を捧げる事になる。観察眼に優れ見た動きをすぐに覚えられる。

©竹内友・講談社/小笠原ダンススタジオ 公式サイトより引用

花岡雫(CV:佐倉綾音)
多々良の同級生。また、兵藤清春のダンスパートナー。中学卒業後、兵藤ともに海外へのダンス留学を考えている。当初、ダンスレッスンに参加した多々良を冷やかしと憤るなど、ストイックにダンスに取り組んでいる少女。

©竹内友・講談社/小笠原ダンススタジオ 公式サイトより引用

兵藤清春(CV:岡本信彦)
花岡雫とペアを組んでいる。多々良と同学年で、アマチュアの世界では、圧倒的な実力・実績を持つ天才ダンサー。クールな雰囲気だが、ダンスに対する熱い気持ちを持っている。

©竹内友・講談社/小笠原ダンススタジオ 公式サイトより引用

赤城賀寿(CV:富田健太郎)
高校1年生。妹の真子とペアを組む。上州弁を話す熱血漢。アマチュアのラテンダンス界では兵藤に並ぶ実力派ダンサー。兵藤をライバル視し、雫とコンビを組む事を望む。

©竹内友・講談社/小笠原ダンススタジオ 公式サイトより引用

赤城真子(CV:諸星すみれ)
兄・賀寿のパートナーを務める中学2年生のダンサー。周囲の人々を気遣う心優しい少女だが、兄との確執からペア解消の危機に陥る。

©竹内友・講談社/小笠原ダンススタジオ 公式サイトより引用

緋山千夏(CV:赤﨑千夏)
高校生時の多々良のパートナー。しかし、気が強く相性がとても悪い。中学時代はリード(男)役をしていたがパートナーと確執が合ったようで…

©竹内友・講談社/小笠原ダンススタジオ 公式サイトより引用

千石要(CV:森川智之)
多々良のダンスの師匠に当たる存在。不良に絡まれていた多々良を「小笠原ダンススタジオ」へ連れ去り、
ダンスの道へ誘う。海外でも実績を残す現役のプロダンサー。

©竹内友・講談社/小笠原ダンススタジオ 公式サイトより引用

感想1(ボールルームとは?)

 何回かお伝えしていますが私は青春スポ根系の作品が好きだったのでこの作品はどストライクでした。ボールルームというのは社交ダンスのことで多くの人はあまり馴染みがないと思います。私もその一人で社交ダンスというのはお年寄りの人が趣味で楽しくやるものだと思ってました。しかし、この作品を見れば180度考えが変わります。ゴリゴリのスポーツで世界大会などもある競技ダンスとも呼ばれているそうです。基本姿勢であるパートナーと組むときのホールドや手の組み方など正直その姿勢だけでも大変そうです。元に主人公である多々良が最初のころ足を吊りそうになっていたりとボールルーム用の体作りが必要で踊りも何種類もあったりします。また、大会の準決勝あたりから出っ放しで踊ったりなど非常に体力が必要な本格的なスポーツと言えます。あと、ダンスのときの女性のドレスがとても綺麗で腕のヒラヒラが個人的にポイント高いです。基本的なルールや踊り方を解説してくれているのもありがたかったですね。

 この作品で非常に圧巻だったのはダンスシーンですね。流石Production I.Gさんといった神作画でおそらく実際の競技ダンスをこれでもかと研究していると思います。特に印象に残っているのは表情ですね。目がギョロッとしているので好き嫌いが分かれそうですがあの俺を見ろと言わんばかりの目がこれでもかというくらい引き込まれて、これぞ魅せるということだと思います。満面の笑顔であったり、自信に満ち溢れた情熱的な顔などそれぞれの表情からその人のダンスに対しての思いや大切にしていることなどを感じ取れる気がします。全体のダンスシーンとしては色んな方面からのカットが事細かくある印象で上下左右斜めアップダウンなど右往左往に動き回るので臨場感があります。そして、その激しいダンスの中、ピタッと靴の音が響いて止まるときの耳に残る気持ちよさなんかはたまりません。私はダンスの種類の中でもクイックステップというスピード感が重視される踊りが好きで二人のスピーディーで軽やかなステップから起こる技の数々は見事なシンクロ&キレを見せてリズミカルなので見ている私もノリノリです。

©竹内友・講談社/小笠原ダンススタジオ 公式サイトより引用

感想2(人間関係の部分)

 このアニメはダンスシーンだけでなく登場人物たちもいい味を出してくれます。この競技は2人で行うので当然パートナーとの信頼関係で演技の出来が大幅に変わっていきます。そのためパートナーとの信頼を築いていく様子もこの作品の醍醐味です。自分を変えるためにダンスを始めた多々良ですがパートナーは中学3年生編と高校1年生でそれぞれ一人います。中学生編のパートナーは真子でお互い低身長で気が合うカップルでした。とある大会で実力がある真子を輝かせるため自分が黒子役(本来なら男性が女性を引っ張るのが普通)に徹して踊りきって多々良の引っ込み思案だからこそできる自分のスタイルができたのかと思いましたが高校生編で一気に状況が変わっていきます。新しいパートナーである千夏はとにかく男勝りで全く噛み合いません。ここの二人が上手くいかずに痴愚泊してる時間が2クール目の大部分を締めており改めて競技ダンスの難しさを登場人物自身も見ている視聴者にも感じさせられました。そこから、所々でお互いを理解する片鱗を見せて、その後は………って感じです。(最後は瞬き厳禁です)二人の覚醒までの時間が本当に長いです笑。それくらいお互いを理解するのは一朝一夕ではないし、パートナーとの連携が全ての競技ダンスではなおさらですね。この競技が婚姻届のようにペア申請書を出す理由がなんとなくわかりました。黒子役に徹していた多々良のスタイルがどう変化し成長したのか、ぜひ注目して見てください!1期(中学3年生編)は多々良自身の成長物語、2期(高校1年生編)は多々良と千夏のダンサーとしての成長物語ですね。

©竹内友・講談社/小笠原ダンススタジオ 公式サイトより引用

最後に

 今回は「ボールルームへようこそ」について紹介していきました。圧巻のダンスシーンや多々良が他の登場人物を巻き込んでどのように成長していくかに注目して見てみてください。OPのUNISON SQUARE GARDENさんの曲が1,2期ともにアップテンポでこの作品にぴったりで大好きでした。

 現在、単行本は11巻まで発売していてアニメでは11巻の途中まで描かれています。この文を見て??と思ったあなた大正解です。この作品はアニメが原作より先行して放送されるという珍しいパターンだったのです。作者からある程度のシナリオは伝えられていたそうですがここまで完成度の高い最後を作るなんてProduction I.Gさんの技術の高さ実感しますね。

「ボールルームへようこそ」動画配信サイト(2022年6月24日現在)

  • U-NEXT
  • Hulu
  • dアニメストア
  • Amazon prime video
  • FOD premiumなど
TVアニメ「ボールルームへようこそ」 第5弾PV
©竹内友・講談社/小笠原ダンススタジオ ぽにきゃん-Anime PONY CANYON公式チャンネルより引用

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