日本が誇る泣けるアニメの海外での評価は?MALの感想を和訳で紹介!

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初めに

 今回は日本の泣けるアニメの海外の評価や感想などを日本語に翻訳して紹介していきたいと思います。以前紹介した2022年秋アニメの海外の評価を翻訳した記事が結構読まれていたのでシリーズ化していきたいですね。今回も海外のアニメ情報サイトMyAnimeListを参考にしていきたいと思います。その作品の感想の中で特にリアクションの多いものや最新の感想を主に紹介していきたいと思います。

※曖昧な部分は自分の主観に基づく和訳になりますのでご確認のほどよろしくお願いします

MyAnimeListとは?

月間利用者数1,800万人、月間ページビュー数2億7,000万PV、世界230ヵ国以上のユーザーが利用する世界最大級の日本アニメ・マンガのコミュニティ&データベースです。2005年に誕生し、開設以来23万件を超える日本のアニメ・マンガに関する情報や口コミ、ランキング等がユーザーにより投稿され、海外ファンにとって重要な情報の入手経路となっています。また、彼らのアニメ視聴、マンガ購読のリスト管理のために、なくてはならないサイトとして支持されています。

現在のメインユーザー層は米国を中心とした英語圏の20-30代の男性利用者で、サービス開始以来、「Organize(自分のアニメリスト、マンガリストの管理)、Discuss(コミュニケーション)、Discover(アニメやマンガについての発見)」をコンセプトとして、世界中のユーザーに利用されています。(※数値は2021年1月時点)

Media Do公式サイトより引用

【あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。】

©ANOHANA PROJECT dアニメストア「あの人見た花の名前を僕達はまだ知らない。」より引用
ニコ
ニコ

 アニメの聖地である秩父に毎年多くのあの花ファンが押しかける夏に見たくなる感動アニメの鉄板です。(ちなみに私も3年連続秩父に聖地巡礼に行ってます)

「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(2023年1月7日現在)

  • 会員数: 1,516,696(2011年春アニメ第3位)
  • スコア:8.32(10点満点)※931,446人が投票 (2011年春アニメ第4位)

Archaeonさんの感想

友人や愛する人の死と向き合うことは、何歳になっても簡単なことではありませんし、誰もがさまざまな方法で喪失感と折り合いをつけています。大人は、痛みを和らげるために酒を飲み、自分探しの旅に出て、仕事に没頭するなど様々な対処法を見つけることができます。しかし、子どもはそうではなく、起こった感情的な混乱に真に対処することができません。

死や悲しみ、親しい人を失うことへの対処を学ぶことについて話すのは少し奇妙に思えるかもしれませんが、本質的にはそれが『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の全てなのです。

この作品は表面的には、10代の若者が過去のトラウマに対処することを学び、その過程で成長していくという、非常にわかりやすい物語という認識で大丈夫だと思います。シナリオはよく組み立てられており、それぞれのシーンに対して丁寧で、入念なアプローチをとっています。また、登場人物とその境遇に共感できる反面、ストーリーの核心に迫ってほしいという願いもあります。また、特定の出来事や感情を表現するために回想シーンが使われることで、”超平和バスターズ”の仲間たちの以前の関係性がわかります。こうしたシーンは、登場人物たちの現在の関係性と対比させることで、この10年間でそれぞれがどれだけ変化したかを浮き彫りにしています。

デザイン自体もよくできており、10年という年月が子どもの身体的な成長に与える変化を実感できるように工夫されることで、キャラクターアニメーションが際立っています。A-1 Picturesは、子供と思春期の動きの違いを映像化することにこだわっており、ところどころに気になる点はあるものの、全体としてキャラクターが子供ではなくなっていることで過去との対比を実感させられています。

あの花には、ピアノやギターで演奏されるスローなBGMが数多く登場し、物語の内容を加味して、ストーリーに少しほろ苦い空気を添えています。OPの「青い栞」で、登場人物の過去と現在の姿を映し出し、彼女たちの心の葛藤の理由を示唆するシーンになっています。EDは超平和バスターズのめんま、あなる、つるこの「secret base ~君がくれたもの~」は3人をモンタージュしています。(モンタージュ…映画技法で、複数の映像の断片を組み合わせてひとつの連続したシーンを作る方法)

あの花は、過去のトラウマと向き合う子供や青少年の対処法を、驚くほどシンプルに、しかし少し感傷的に描いており、その点ではここ数年の作品の中で最も驚かされた作品のひとつです。時折、ドラマというより劇的すぎる側面が強いが、他の小さな欠点と同様、テーマが上手く表現されているという事実を考慮すれば、それも目を潰れます。この作品に最も近いのは、「東京マグニチュード8.0」です。この作品もまた、愛する人を突然失うことに対処する子どもたちの難しさを浮き彫りにしているからです。

このシリーズを楽しめたかどうかを判断するのは難しいです。純粋に面白い場面もあるが、このシリーズは楽しむことが難しい題材を扱っています(子供が心の傷と折り合いをつけるというテーマ)。この作品は必ずしも欠点のない物語というわけではありません。しかし、キャラクターや出来事に対して少しロマンチックな印象を与えますが、物語を描く一定の部分が現実的であることがこのアニメが他の多くのアニメと異なる部分であると思います。

最後に「あの花」は、オリジナルアニメがいかに優れているかを示す良い例だと考えます。

※一部省略して翻訳しています

レビュアーの評価 8(2011年6月24日)

MyAnimeList公式サイトより引用

SgtRohnさんの感想

過去は変えることができない、あるいは過去に囚われているという事実に苦悩することほど辛いことはないです。このアニメはそれを見事に表現していると思います。

私はこのような期待できる設定は、魅力的な物語を生み出さなくてはならないと考えますが、このアニメは、その典型的な例です。テーマを上手に扱っているし、必要なときにはパンチを効かせることも知っています。幼なじみと疎遠になるというのは、私たちにとって他人事ではありませんが、このアニメは現実でよくあることでもそれぞれのキャラクターに対して、泣いたり、悩んだり、同情したりするのは、意外に感じました。

それは、このアニメの最大の武器である、昔の友人たちがに変わっていく様子をリアルに描き、「この関係をまだ修復することは可能なのか?もしそうなら、どのように?」とあの花は、人の後悔について深く熟考し、その後悔が現在の自分を維持し、将来のために構築していく力をどのように蝕んでいくのかを教えてくれます。この作品は、登場人物全員が、自分が過去から抜け出せずにいることに気づいていないかもしれない、ということに気づかせてくれるのです。

メンマが幽霊が戻ってくるというアイデアは奇想天外ですが、「あの花」はその不思議な状況を利用して、最終的に未来に目を向けるために、再びお互いを見つけてくれるかもしれない友人たちの姿をリアルに描いているのです。

このアニメは、技術的にも物語的にも美しい作品で見逃す手はありません。

レビュアーの評価 10(2022年11月9日)

MyAnimeList公式サイトより引用
ニコ
ニコ

 日本人である私よりも”あの花”の過去に囚われていて前に進めない登場人物について理解できていると感じました。この作品に関しては内容や題材について言及している人が多く、岡田麿里さんの思春期のリアルな若者の関係性の脚本の部分が海外でも高評価でした。

【四月は君の嘘】

C)新川直司・講談社/「四月は君の嘘」製作委員会
ニコ
ニコ

 私が初めて泣いた、聖地巡礼も2回したことがある思い出の作品です。こちらは日本でも泣けるアニメを検索すれば必ず出てくる大人気作品です。

「四月は君の嘘」(2023年1月7日現在)

  • 会員数:2,039,611(2014年春アニメ第1位)
  • スコア:8.66(10点満点)※1,247,645人が投票 (2014年春アニメ第1位)

henyomeさんの感想

この「四月は君の嘘」は、一見、軽快で色彩豊かで、パステルカラーを基調としたロマンチックコメディーに見えるが、一歩踏み込んだ瞬間にこの作品は欺瞞に満ちた名作であることがわかる。しかし、その偽りの前置きで私たちに投げかけられた幻想を乗り越えた瞬間、自分たちが没頭しているものが実は悲劇であることにすぐに気がつくのです。

しかし、結局のところ、これは悲劇がテーマではありません。癒しを学び、前に進むことを学び、自分自身の中にある、なかったことにしたい部分を受け入れることを学ぶことがテーマなのです。その一歩を踏み出すために、時には助けが必要なことを受け入れることもその一つです。そして、その時が来たら、別れを告げることを学ぶのです。

このストーリーの魅力は、単なる初恋のお話ではなく、心的外傷後ストレス障害、幼少期の虐待などの現実を掘り下げている点です。どれも芸術的で悲劇的な美しさとは無縁で、恐ろしいものであり、人を捻じ曲げ、最高の瞬間を台無しにし、長く続く影響を与えるものなのです。

誰もが短所を抱えており、それが私たちの目の前で浮き彫りにされます。しかし、このようなキャラクターが登場するからこそ、多面的かつ等価な深みを持つだけでなく、さらに一歩踏み込んで、青春のリアルを描いていると思います。

サウンドトラックは、各シーンで表現される意図された感情に見事にマッチしており、完全にポイントを押さえています。実際のクラシック音楽からOP、EDまで、すべてがジグソーパズルのように上手く組み合わされています。登場人物が、ある人の演奏を「荒っぽい」「つまらない」と分析する場面では、音楽の知識がある人にもない人にも、それが伝わってくるのです。この作品は、視覚だけでなく聴覚でも感情を伝えてくれます。

アニメーションは、明るく鮮やかな色彩で、登場人物に生命を吹き込み、素晴らしい出来栄えです。特に、シリーズが進むにつれて、かをりを中心に、時間の経過に伴うキャラクターの移り変わりを、視覚的に見て取れるようになっているのが素晴らしいです。時折、退屈な瞬間もありますが、全体的なクオリティを損なうようなことはないです。

最終的に、「四月は君の嘘」は、出だしからゆっくり進む物語だが、そのペースは作品の雰囲気と合っています。構造的には、青春を描いた手堅い物語で、ドラマチックな部分もあるが、意図するメッセージから逸脱することはないです。また、幼少期の虐待とそのトラウマという葛藤に、現実的にポジティブにアプローチしている点が評価できます。しかし、この作品のように一過性で短い関係もあれば、適切なタイミングで十分な期間に私たちの前に現れ、思いもよらない方法で私たちを感動させてくれる人もいることを教えてくれる、傑出したロマンスシリーズです。

※一部翻訳を省略しています

レビュアーの評価 (2015年3月19日)

MyAnimeList公式サイトより引用

Issacさんの感想

「四月は君の嘘」は、私が今まで観たアニメの中で最も感情移入しやすい作品の一つです。視覚的にも聴覚的にも衝撃的で、心が痛くなり、心が温かくなり、そして幸せになることができるアニメです。私に畏敬の念を抱かせ、このアニメを賞賛する十分な言葉を書き始めることさえできません。もし、この作品が自分にとって魅力的だと感じるなら、迷わず見るべきです。

トラウマや喪失感に直面しながらも前に進むこと、10代で芽生えた恋の不器用な現実、そして些細な瞬間の美しさといったテーマを扱っており、ストーリーは非常によくできています。また、これらのテーマについて多くのことを語っており、私はこのアニメのメッセージが自分の人生をいくつか変えたと思います。

この作品のテンポの良さについては、批判もあるようですが、私は最終的には問題ないと思います。

というのも、主要なキャラクターは非常によく描かれているのですが、それ以外のキャラクターはほとんど描かれていないのです。しかし、これはアニメの全体像の中で機会を逸したということであり、主要なキャラクターが輝くことを妨げるものではありません。

最後に、このアニメの映像と音楽は、非の打ち所がありません。もちろん、設定やストーリーからも連想されることですが、これらの映像や音楽が醸し出す雰囲気は、味わい深く、力強いものです。特に、演奏シーンにおける映像のメタファーは鮮烈で、演奏者の心のリアリティーを痛烈に伝えてくることが多いです。

とはいえ、純粋にこの作品を悪くしていると言えるような、明確な問題点は見当たりません。私は、この作品を傑作と呼ぶことに何の抵抗もありません。

レビュアーの評価 10(2023年1月2日)

MyAnimeList公式サイトより引用
ニコ
ニコ

 やはり、音楽が中心のお話なので演奏シーンで高評価を得ており、視覚、聴覚で楽しめる作品というのはすごく納得ができます。病気やトラウマといったリアルな描写を入れることで感情移入させ、それでも前に進んでいく登場人物たちは海外でも評判が良いです。君嘘の青春要素を感じさせる色彩豊かな映像もGood評価です。

【宇宙よりも遠い場所】

©YORIMOI PARTNERS dアニメストア「宇宙よりも遠い場所」より引用
ニコ
ニコ

 ここ数年でも見ても、ここまで完成度の高いオリジナルアニメは早々ありません。パソコンのシーンは何度見ても感動しますね。女子高校生×〇〇は海外でも評価を得ているのか気になります。

「宇宙よりも遠い場所」(2023年1月7日現在)

  • 会員数:463,404(2018年冬アニメ第8位)
  • スコア:8.53(10点満点)※200,253人が投票 (2018年冬アニメ第2位)

TakaCodeさんの感想

「宇宙よりも遠い場所」は、一見すると、可愛い女の子が身の丈に合ったことをする典型的な作品ですが、作品が進むにつれて、この路線から外れ、より複雑なものになっています。また、脚本、世界観、テーマ設定も素晴らしい作品です。

私が気に入っていることのひとつは、その冒険心です。この作品のエピソードを見るたびに、主人公の4人の女の子と一緒に実際に冒険に出かけているような気分になります。

この作品の登場人物は素晴らしいです。主人公の女の子たちはとてもよく描けているし、複雑な背景を持っていて、それが視聴者によく伝わってきました。また、4人の主人公の女の子たちのキャラクター同士のやり取りも魅力的で、コメディーや感情的な場面でのリアクションも、まるで本当の女子高生のように感じられるほど卓越していました。登場人物のキャラクターもそれぞれ素晴らしく、よく描けているので、正直これ以上言うことはないです。

この作品はマッドハウスが制作しており、アニメ制作において素晴らしい演出をすることで知られており、この作品においてもそれは変わりません。キャラクターデザインもよく描かれていて、画面上で見ていてもとても愛らしいです。このアニメで私が気に入っているのは、映像の演出です。演出の良さは、このとても印象的なストーリーの素晴らしい脚本をも上回ります。

例えば、第1話の冒頭数分で、主人公のマリは冒険好きで、生まれてこのかた冒険をしたことがないという設定なのですが、彼女がいよいよ冒険への第一歩を踏み出そうとするところで、雄大な音楽が流れますが、しかし、列車が駅を出てもそこにマリが立っています。普通のアニメなら電車が去ったら音楽が終わりますが、音楽が流れ続けたのは、より感情移入しやすいと感じました。また、マリの靴が濡れているシーンは、学校をさぼって冒険に出るということが、実は思った以上に複雑であるという現実を完璧に象徴しています。これはこの作品の素晴らしい映像表現の最たる例でした。

サウンドトラックも美しいです。人生、冒険、そして幸福に満ち溢れていて、とてもエモーショナルです。藤澤慶昌さんはこのサウンドトラックで素晴らしい仕事をし、このシリーズにさらに感情的なインパクトを与えています。OPは冒険的なトーンを捉えた素晴らしくもあり、とてもキャッチーです。EDは、4人の主人公の声優が歌っており、OP以上に私は気に入っています。

この作品はなんと素晴らしく感動的で楽しいものだったことでしょう。ストーリーは、素晴らしい脚本、世界観、テーマ、テンポに満ちていて言うことがありません。キャラクターが成長しいてく様子も良く、映像も見事で、サウンドトラックと声優も素晴らしかったです。この隠れた名作をブルーレイでリリースできるよう、アニメ配給会社のライセンスを得て、英語吹き替え版もいつか作ってほしいです。
もしあなたが素晴らしい日常冒険作品を見たいなら、「宇宙よりも遠い場所」をチェックすることを強くお勧めします。きっと後悔はさせません。

※一部翻訳を省略しています

レビュアーの評価 10(2018年3月29日)

MyAnimeList公式サイトより引用

AbuShaitanさんの感想

日常系の作品は苦手ですが、このアニメは結構いい感じです。

メインの4人の少女は全員部外者でありながら、それぞれが非常に個性的であることがわかります。そして、16歳でありながら小さな子供のように振る舞うのは少し残念ですが、社会の孤立とその影響についてかなり現実的に描いている点は評価できます。この作品は、内向的な10代の女の子にできるだけ親近感を持ってもらうことを目的としており、それは必ずしも悪いことではありません。

ストーリーは女子高生4人が南極大陸に行くという設定ですが、旅と個々のキャラクターの動機と人間関係の構築が重要です。その点、この作品は人間関係が自然で、動機もうまく掘り下げられています。ユーモアも大きな役割を果たしていて、前半は当たり外れが大きいのですが、後半になるにつれて良くなっています。

問題は、最初の部分が特に面白いと感じないことです。視聴者が自分を投影できる友情物語のような感じがして、確かに特定の人にはいいのですが、私には合いませんでした。

しかし、この作品が本当に輝いている部分は社会問題の扱い方がとても上手なことで、女の子たちが一緒に問題を解決していく姿はとても楽しく、心温まります(私は2~3回涙を流しました)。

映像は特別なことはしていないが、明るく、カラフルで、見栄えが良いです。特に少女たちが南極を探索するときのアニメーションは、その可愛らしさを実感させてくれます。

音楽はプライベートで聴くような曲はありませんが、感動的な場面で完璧に使われていて、その場面をより一層盛り上げてくれます。

もし、あなたが内向的な10代の女の子なら、私はあなたにぴったりの番組を見つけたと言えます。もし、あなたがそうでなくても、この内容と日常系のようなの部分が私よりも好きだと思います。ともあれ、全体的には良いことの方が多かったです。

レビュアーの評価 6(2022年10月27日)

MyAnimeList公式サイトより引用
ニコ
ニコ

 見ている人こそ多くありませんが、高評価の人の声が多かったです。こういった女子高校生×〇〇の作品の中でも、脚本やアニメーション以外にも4人それぞれの深掘りがしっかりとされていたこと、女子高校生らしさを感じる会話などが高評価につながったと思います。そんなリアルな会話から生まれるユーモアの部分も面白いと感じている人が多いようです。

【3月のライオン(第2シリーズ)】

©羽海野チカ・白泉社/「3月のライオン」アニメ製作委員会 dアニメストア「3月のライオン」より引用
ニコ
ニコ

 ひなたのいじめのところは本当に心えぐられそうでしたが、それと同じくらい心温かい人達を見て癒やされるなど将棋アニメでありながら、多くの登場人物にスポットライトが当たる人間ドラマです。

「3月のライオン(第2シリーズ)」(2023年1月7日現在)

  • 会員数:517,902(2017年秋アニメ第9位)
  • スコア:8.94(10点満点)※185,114人が投票 (2017年秋アニメ第1位)

RoryBurrowさんの感想

3月のライオンの第2期は、期待以上の圧倒的な美しさを見せてくれました。

第1期は重いテーマが多いものの、柔らかい雰囲気、リアルなキャラクター、楽しいやり取りで視聴者を引き込み、決して強い感情をぶつけることのない、エレガントな作品に仕上がっています。しかし、第2シーズンは憂鬱なトーンやテーマ、力強いメッセージに満ちており、視聴者に強い感情移入をさせる生々しいパワーを与えています。今期は、現実世界と将棋という背景の両方で、脇役たちのさまざまな心理に焦点が当てられていました。

まず、ヒナタに焦点を当て、いじめという深刻な問題を取り上げます。いじめがもたらす集団暴走と、その被害者や巻き込まれた人々の精神的な疲弊についての洞察がもたらされます。これはインパクトがあり、重い内容でありながら、見るのが苦痛になるようなことはありません。

この作品の力強さは、いじめという身近なテーマ、迫力ある映像表現、そしていじめの主犯である高木めぐみの素晴らしいキャラクター設定にあります。

めぐみのいじめっ子としての性格は、他の典型的な敵役とは異なり、その行動には理由があります。彼女は明らかに精神的な問題を抱え、逃避のために他人をいじめるようになるなど、本来とは違う理由で人を傷つけてしまう力を備えているのです。

2期では特に様々なキャラクターに焦点を当てることで、感動を与え続けています。将棋という生き方だけに心を奪われ、周囲の声が聞こえないという演出が見事な宗谷、島田と柳原の将棋対決は、両者の覚悟と柳原の重みを重厚な映像で表現しています。そして、ひなたとの楽しいひとときは、重いテーマから逃避するようなリラックスした魅力があります。

私は彼らを単なるキャラクターとは思っていないです、彼らを人間だと感じています。零、二階堂、柳原、それぞれが人間味溢れるキャラクターであり、それぞれの人生が見えてきて、親近感や共感を得ることができます。

零の出番が少なくなっても、主役としての存在感は相変わらずで、周りの人を助けようとする姿が印象的です。彼の共感力によって、身近な人たちのさまざまな問題に立ち向かおうとしている姿は、見ていて感動的です。過去に縛られた人生を改善しようとする彼の姿と語りは、観る者の心に強く訴えかけます。主人公である彼の旅は非の打ちどころがなく、親しみやすく複雑なキャラクターでもあります。

このシーズンでは、二階堂の病気、ヒナを助けられないあかりのプレッシャー、それぞれのキャラクターが周囲の環境に応じて経験する心理的・感情的影響の違いなど、第1シーズンでは知られていなかったキャラクターの要素が明らかにされています。それぞれのキャラクターが置かれた状況を理解することで、より強い絆が生まれています。

SHAFTは、キャラクターデザインと見事な演出によって物語を強化し、各シーンが描く雰囲気を反映するために力強いなイメージですべてを生き生きと描き出します。豪華な背景、そして見る人の様々な感情を引き出す言葉を発する能力など、すべての映像の要素が目を見張るものです。

この雰囲気をさらに高めているのが、素晴らしいサウンドトラックの構成です。憂鬱ながらもエレガントなムードを反映した憂鬱な音は、容易に涙を誘い、映像と物語の見事な構成に安らぎさを加える役割を果たしています。

私にとって「3月のライオン」は、人間の感情の縮図であり、他の追随を許さない体験です。毎話、涙が出るほど感動した作品であり、多くの人に同じように感動してほしい作品です。

※一部翻訳を省略しています

レビュアーの評価 10(2018年3月31日)

MyAnimeList公式サイトより引用

anthony59237さんの感想

「3月のライオン」は、私の大好きなシリーズの一つで、どのシリーズよりも感情的な衝撃を与えてくれた作品です。しかし、2期は私にとっては完璧ではありませんでした。脚本自体は良いのですが、その脚本の焦点の当て方が気になりました。

物語の前半は、私が最初に読んだ漫画でも魅力を感じなかったひなたに焦点を当てた内容になっています。ストーリーはとてもシンプルで、平均的な出来栄えでした。桐山(と香子、養父、後藤、三姉妹、二階堂、その他の素晴らしい脇役たちとの関係)の素晴らしいストーリーから、ヒナがいじめられるという話にいくのは私にははまらなかったです。

特に1期と比べると、この部分は感情移入が非常にしにくかったです。というのも、ひなたを通して零が大きくクローズアップされ、成長していく(これはプラス)一方で、全体的にドラマチックになりすぎていて、その上見当違いのコメディー要素が入っているように感じたからです。

ただ、いじめは非常に深刻で、海野先生もそれをうまく表現しています。また、ひなたの新任教師は、今シーズンの傑出したキャラクターだと感じました。

また、零の育ての親が登場する最終回は、とても感動しました。彼がひなたに会いに行くシーンは、とても印象的です。彼が修学旅行で京都に一人でいる彼女のために現れたとき、とても美しく感動的な瞬間でした。また、彼が彼女を救世主と呼ぶシーンも良かったです。(個人的にはあかりとの関係が前面に出ている方が好きですし、その方がより良い作品になると思っていますが)このまま零とひなたがくっつくというのは少し反対です。

とにかく、このアニメの続きをマンガで読んで、この傑作を楽しんでください。このシーズンの後の家族の話は信じられないほど素晴らしいです。海野先生、この感動的な作品を作っていただきありがとうございます。

レビュアーの評価

※一部翻訳を省略しています

MyAnimeList公式サイトより引用
ニコ
ニコ

 この8.94というスコアはアニメ全体でもトップ15にランクインします。(1期は8.39) この作品はやはり脇を固める登場人物にもスポットライトが当てられているため、様々な人間ドラマがあるのが良いですよね。特に2期ではそれが顕著だった気がします。2人目の方の意見とは反対になってしまいますが私は2期でひなたの話が中心だった部分はのちの零の前向きになったきっかけにもなるので賛成派ですね。

 今回は感動アニメをMALで日本語に翻訳して紹介していきました。他にも~系作品の感想であったり、最新アニメの海外の方の感想も紹介できればと思います。それではまた!

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