初めに
今回は2023年の1月3日から始まる下北沢トリウッドさんで上映される冬のアニメ三昧2023についての情報を紹介していきたいと思います。今回の作品のラインナップを見てみると2022年に上映された作品がたくさんあります。上映期間が短くそこまで話題にならなかったですが、高い評価を受けている知る人ぞ知る作品が多いのでこれは絶好のチャンスです。過去のアニメ映画は動画配信サイトで見れたりしますが、これではその映画の100%ではないと私は考えます。なぜなら、劇場用の作品は映画だからこそ映える音響であったりとスクリーンで見ることで最大限のその作品の魅力が伝わると思うのでこれを機に沢山の人に見てほしいです。

下北沢トリウッドへのアクセス
上映情報
個人的に見たい作品
ここからは私が個人的に見てみたい作品を紹介していきたいと思います。
【犬王】

Introduction
室町の京の都、猿楽の一座に生まれた異形の子、犬王。周囲に疎まれ、その顔は瓢箪の面で隠された。
©2021 “INU-OH” Film Partners 公式サイトより引用
ある日犬王は、平家の呪いで盲目になった琵琶法師の少年・友魚と出会う。名よりも先に、歌と舞を交わす二人。 友魚は琵琶の弦を弾き、犬王は足を踏み鳴らす。一瞬にして拡がる、二人だけの呼吸、二人だけの世界。
「ここから始まるんだ俺たちは!」
壮絶な運命すら楽しみ、力強い舞で自らの人生を切り拓く犬王。呪いの真相を求め、琵琶を掻き鳴らし異界と共振する友魚。乱世を生き抜くためのバディとなった二人は、お互いの才能を開花させ、唯一無二のエンターテイナーとして人々を熱狂させていく。頂点を極めた二人を待ち受けるものとは――?
歴史に隠された実在の能楽師=ポップスター・犬王と友魚から生まれた、時を超えた友情の物語。
スタッフ
- 原作:古川日出男(河出文庫刊)
- 監督:湯浅政明
- 脚本:矢野亜紀子
- キャラクター原案:松本大洋
- 音楽:大友良英
- アニメーション制作:サイエンスSARU
キャスト
- 犬王(CV:アヴちゃん【女王蜂】)
- 友魚(CV:森山未來)
- 足利義満(CV:柄本佑)
- 犬王の父(CV:津田健次郎)
- 友魚の父(CV:松重豊)

この作品は世界最古の舞台芸術である”能楽”を題材にしたミュージカルアニメです!こういった作品こそ映画で見に行くべきだと思います。こういう一癖ありそうな大人向け作品を作るうえでサイエンスSARUさんの右に出るものはいない気がしますね。予告編の演奏シーンでこの映像と歌を聞かされたら盛り上がらないわけがないと確信しました。ライブのような感覚でも見れそうです。
【夜明け告げるルーのうた】

Introduction
寂れた漁港の町・日無町(ひなしちょう)に住む中学生の少年・カイは、父親と日傘職人の祖父との3人で暮らしている。もともとは東京に住んでいたが、両親の離婚によって父と母の故郷である日無町に居を移したのだ。父や母に対する複雑な想いを口にできず、鬱屈した気持ちを抱えたまま学校生活にも後ろ向きのカイ。唯一の心の拠り所は、自ら作曲した音楽をネットにアップすることだった。
ある日、クラスメイトの国夫と遊歩に、彼らが組んでいるバンド「セイレーン」に入らないかと誘われる。しぶしぶ練習場所である人魚島に行くと、人魚の少女・ルーが3人の前に現れた。楽しそうに歌い、無邪気に踊るルー。カイは、そんなルーと日々行動を共にすることで、少しずつ自分の気持ちを口に出せるようになっていく。
しかし、古来より日無町では、人魚は災いをもたらす存在。ふとしたことから、ルーと町の住人たちとの間に大きな溝が生まれてしまう。そして訪れる町の危機。カイは心からの叫びで町を救うことができるのだろうか?
©2017 ルー製作委員会 公式サイトより引用
スタッフ
- 監督:湯浅 政明
- 脚本:吉田玲子・湯浅政明
- キャラクター原案:ねむ ようこ
- キャラクターデザイン/作画監督:伊東 伸高
- アニメーション制作:サイエンスSARU
キャスト
- ルー(CV:谷花音)
- カイ(CV:下田翔大)
- ルーのパパ(CV:篠原信一)
- 遊遊(CV:寿美菜子)
- 国夫(CV:斉藤壮馬)

またしても、湯浅監督、サイエンスSARUさんの作品です笑。私は湯浅監督の作品は「ピンポン」しか見たことがないのですが、あの独特のタッチと世界観の作風は唯一無二ですよね。この作品はPVを見て人間と人魚という割とある題材を湯浅ワールドでどのように表現していくのか、また、カイがどのように気持ちを開放していくかも気になるところです。斉藤和義さんの「歌うたいのバラッド」が泣かせてきそうです。
【若おおかみは小学生!】

Introduction
小学6年生のおっこは交通事故で両親を亡くし、おばあちゃんが経営する旅館<春の屋>に引き取られることに。旅館に昔から住み着いているユーレイのウリ坊や、美陽、子鬼の鈴鬼(すずき)、ライバル旅館の跡取り・真月(まつき)らと知り合ったおっこは、ひょんなことから春の屋の若おかみ修業を始めることに!慣れない修業に、毎日失敗の連続。落ち込むおっこだったけど、不思議な仲間に助けられ、いろんなお客様と触れ合い、もてなしながら、少しずつ成長していく。
©令丈ヒロ子・亜沙美・講談社/若おかみは小学生!製作委員会 公式サイトより引用
スタッフ
- 原作:令丈ヒロ子・亜沙美[絵](講談社青い鳥文庫「若おおかみは小学生!」シリーズ)
- 監督:高坂希太郎
- 脚本:吉田玲子
- 美術設定:矢内京子
- 作画監督:廣田俊輔
- アニメーション制作:DLE/MAD HOUSE
キャスト
- おっこ(CV:小林星蘭)
- 真月(CV:水樹奈々)
- うり坊(CV:松田颯水)
- 関 正次(CV: 薬丸裕英)
- 関 咲子(CV:鈴木杏樹)
- グローリー・水領(CV:ホラン千秋)
- 神田 幸水(CV:設楽統)

この作品の小説を児童館や図書室で見たことがある人も多いのではないでしょうか?一昔前の作風や色合いで舞台が田舎の旅館ということでノスタルジックの塊のようなPVでした。TVアニメ版をギュッと凝縮しているようですが、アニメのときとは監督、脚本も違っているようです。脚本も吉田玲子さんということで子供向けの作品でありながら、大人にも刺さる仕上がりになっているはずです。おっこの成長を見て、みなさん号泣しましょう。
今回は下北沢トリウッドで行なわれる冬のアニメ三昧2023について紹介していきました。もし、見逃した作品や見たい作品があったらぜひ行ってみてください!それではまた!
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